水分補給はこまめに摂ること
理想的な水分補給は30分毎に160cc~180cc
1日に失われる水分量を考えますと、人は1日に2㍑以上の水を
摂る必要があるとされています。
水を飲むことで期待出来る効果については別記させていただきます。
トップページに、人間の身体の水分量を書かせていただきました。
・・赤ちゃんの水分量は90%以上
・・成人男性が70%
・・成人女性の場合には65%
これが80歳代になりますと45%程度となります。
身体の水分量が若さを保つ秘訣だと言っても
良いのではないでしょうか?
医学的には、喉の渇きを感じた時には水分補給のタイミングが
既に遅れているそうです。
喉が渇いた!!と感じた時には既に、身体の中では
500mlのペットボトル以上の水が身体から失われています。
末尾の表:【水分の欠乏率と脱水症状】をご参照ください。
2%の減少で血液濃縮という症状が出てきます。
8%の減少でj呼吸困難が訪れます。
10~12%の減少で失神
15~17%の減少で聴力喪失
何と20%の減少で死に至ります。
歳を重ねてきますと、喉の渇きを感じる機能自体も老化
するために意識的に補給する習慣をつけなくてはなりません。
但し、大腸小腸で吸収される水分量は30分に160cc~180cc程度
ですから、一度に多量に飲むことはお勧めできません。
スポーツの後や身体を動かした後には多量に飲んでしまいがちですが
せっかく飲んでも吸収されずにそのほとんどは体外に排出されて
しまうこととなります。
医師からのアドバイスです
・起床時と就寝時には必ず水分補給をすることです。
・・・起床時の水
・・・・就寝中に失われた水分を補給します。
・・・就寝前の水
・・・・発汗し血液の粘着度が増すことで動脈硬化を予防し
・・・・明け方に起こり易い脳梗塞や心筋梗塞の発作を予防します。
・アルコールを飲む前には必ず水を摂取することです。
・アルコールと珈琲は利尿作用があるので、水分摂取量を
・カウントせずに逆に飲む量に応じて増やす必要があります。
・アルコールの摂取量の3倍程度を目安とします。
・タバコにも利尿作用があるので、1本吸う毎に水分摂取量を
・増やす必要があります。
・食事前に水を飲むことは良いのですが食事中はお勧めしません。
・胃液が薄くなり消化の妨げになります。
・入浴時は発汗作用と同時に利尿作用も働くので、前後には
・必ず水分補給をすることです。
・ストレスを感じた時には水を飲むことです。
・・・血管が収縮して血管を痛めます。
・・・活性酸素が増大します。
・・・血液の粘着度が増します。
・・・通常よりも発汗します。
・真夏期であったとしても、内臓の負担を減らすために
・常温の水を飲むことを心掛けましょう。
・・※水分を取り入れることでそれらを防ぎ
・・・水の鎮静作用で心を落ち着かせる働きも期待できます。
水分の欠乏率と脱水症状
水分欠乏率 | 脱 水 症 状 |
1% | 喉の渇き |
2% | 強い渇き・ぼんやりする・重苦しい・食欲減退・血液濃縮 |
4% | 動きのにぶり・皮膚の紅潮化・いらいらする・疲労および嗜眠 ・感情麻痺・吐気・感情の不安定 |
6% | 手、足のふるえ・熱性抑うつ症・混迷・頭痛・熱性こんぱい・体温上昇 ・脈拍、呼吸の上昇 |
8% | 呼吸困難・めまい・チアノーゼ・言語不明瞭・疲労増加・精神混乱 |
10~12% | 筋けいれん・ロンベルグ微候(閉眼で平衡失調)・失神・舌の腫張 ・譫妄および興奮状態・循環不全・血液濃縮および血液の減少 ・腎機能不全 |
15~17% | 皮膚がしなびてくる・のみこみ困難・目の前が暗くなる・目がくぼむ ・排尿痛・聴力損失・皮膚の感覚鈍化・舌がしびれる・眼瞼硬直 |
18% | 皮膚のひびわれ・尿生成の停止 |
20%以上 | 死亡 |
・・・・・・・・・・・ ・※水分欠乏率(%)は体重に対する概略値を示す。
・・・・・・・・・・・・ ・・・・・ 参考文献:「人間-環境系下巻」(1,973)
・・・・・・・・・・・・・・・・ 人間と技術社刊 人間-環境系編集委員会(編)
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