バラード平成 〈食い改める〉
体調を壊したのを機に食生活を根本から見直すことにしました。
中矢伸一氏著「日月神示 覚醒と実践」によれば
それを「食い改める」と表すことには驚きました ・ ・ ・
手始めに出来ることからトライしようと考えて、ベースキャンプに居る
ときには食事は手作りを基本とすること。
冷凍食品と加工食品は利用しないこと。野菜中心のメニューとすること。
地元の食材を使うこと等々を決め「cookpad」「cookpad プロのレシピ」
の会員となり、とりあえず真似て作ることに専念することにしました。
初心者は先ずは道具からと、包丁は牛刀・柳刃・菜切り・出刃など5
本用意し、砥石は仕上げの工程まで手を抜かぬよう三種類準備しました。
ただ、自分で砥げるまでには至っておりません。
実は刺身用の包丁も購入したのですが、購入した当日にアイスピックの
代わりに使って使い物にならなくなってしまいました。
作っていると、プロは違うと感心することばかりで、素人のレシピは
基本的には醤油・味醂・砂糖・醤油・出汁の類を混ぜるだけですが
プロは素材の良さを引き出すために下地処理の工程に手抜きしない
ことと味付けが多彩。
オレンジマーマレード・オレガノ・ワインビネガー
フレンチマスタード・木の芽等々、今まで使ったことのない品ばかり。
勉強すればするほど驚きの連続です。
二ヶ月ほど経った頃のこと、ある程度は楽しめたし
「もぅいいかぁ」と興味も薄れかけた頃のことです。
土井勝氏の次の言葉に出遭って思い直しました。
生前、土井氏が持っていた有名なテレビ番組の
VTRを観たのです。
「一人一人のことを分かってくれるのが家庭の味
いくら素晴らしいシェフでも
一人一人のお客さんの健康、精神状態は分からない
それが作れるのがお母さん
だから、家庭の味って大切ですよね」
そして、 大原 千鶴氏の ことばにも出遭いました。
「食材をいじり倒さないで持ち味を生かす。
・肩に力が入ったものはおいしくないですよ」
・それが大原さんの基本。
「命をいただいているのだから、自分の存在が世の中で
・生かせたらいいなと」
・・・・・・・・・・平成27年6月27日 朝日新聞朝刊「わたしの料理」より
料理の道も、やがては修道に続く道かと感動いたしました。
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