浄水器も腐ります
カートリッジの使用期限について
ホームセンターで入手できる泡沫に取り付ける一体型の浄水器を
カートリッジの交換をしないまま5年間使用したものを分解した
ことがあります。
カートリッジの中の活性炭は岩石のように固まっており、
その上を覆うようにびっしりカビが密生していました。
本体の樹脂にも黒カビがこびりつき
表側は白で裏側は黒という状態となっていました。
こうなりますと水道水をそのまま飲むよりも、この浄水器を
通した水の方が危険な状態です。
もう一つの例は粒状活性炭を用いた店舗用大型浄水器の場合です。
この地域の水質は日本でワースト1と認定されている劣悪状況
での実験でした。
取り付けて2週間後、同じく分解して確認いたしますと活性炭の
約半分が異臭を放ちペースト状となっていました。
カートリッジの使用期限には、次の5点を考慮に入れる必要が
あります。
・・①カートリッジの品質
・・②カートリッジの性能を維持するための下限基準の考え方
・・③使用する場所の水質や環境
・・④通水する物理的な量
・・⑤使い方
商品に添付されている説明書に謳われている期限は上記の
内容を加味して、5項目すべてが最良最善の状態で使用したことを
前提とした場合という但し書きを自身の意識にインプットする
必要があります。
出来ればカートリッジだけではなく、浄水器本体や使われる
CリングやゴムのOリングなどの備品も定期的に交換される
ことをお勧めいたします。
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