浄水器を浄湯器にしないこと
浄水器にお湯は絶対に通さないことです
此処で言う浄水器とは、旧来から使われている
一般的なモノを指します。
最近では、活性炭とセラミックを組み合わせた
「お湯も流せる浄水器」と謳った商品も出回って
おりますが、それらは除外します。
あくまでも、ホームセンターで入手できる普通の
浄水器のことです。
浄水器本体の主要部分には活性炭が入っています。
小さな本体の中には、例えば平面にして敷き詰めた場合
東京ドーム1個分程度の量の活性炭が詰め込められています。
活性炭を顕微鏡で視ると、沢山の気孔が確認できます。
これをトラディショナルコアといいますが、水道水を
通した場合、不純物や塩素を此処で捕まえて離さない。
そして、水の安全性を高めて供給することになります。
それでは、水ではなくお湯を通したとしたなら
どうなるのでしょうか?
その場合、次の2つの現象が起きます。
・①いままで、せっかく活性炭に抱え込んできた不純物や
・・塩素をほとんど手放してしまい、濃度の濃い飲用に
・・適さない水を排出します。
・②高温によって活性炭の気孔も塞がり
・・全体が一つの団子状態になり、浄水器としての
・・機能を果たさなくなります。
調理の途中で、ついうっかり浄水機能のままお湯を流して
しまうことはよくあることです。
私の場合も例外ではありません。
この時、気が付いたら直ぐに水を流して浄水器本体の温度を
下げることです。
こうすることで、不純物はある程度手放してしまいますが
使用不能となる最悪の状況は避けることができます。
但し、その方法が通用するのも2回程度のことですので
くれぐれもご注意してください。
また、平素から原水使用で高温のお湯を使用した際
構造上、カートリッジが熱の影響を受ける場合には
最後に原水で水になるまで通水して、その後に
浄水機能に切り替えて通水して、カートリッジに
伝わった熱を奪ってから一連に作業を終了する程度
のことは習慣化しましょう。
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